PivotPoints.All-In-One
PivotPoints.All-In-One スクリーンショット (8)
PivotPoints.All-In-One - 概要
指標はClassical、Camarilla、Woodie、フィボナッチといった最も人気の高い手法を用いてMT4/MT5ターミナルに重要なピボットレベルを自動で描画します。
おそらくMT4/MT5に最も適したピボット指標の一つです。また、完全無料で登録不要でダウンロードできます。
ピボットポイントの使用方法
ピボットポイントを用いたトレードの本質は価格が前日の範囲を上回るよりもはるかに前日の終値に到達する傾向にあるという考えに基づいています。ピボットポイントで最も人気の高い計算期間が日ごとであるのはこういった理由からです。
そういったことを考慮すると、すべてのピボットレベルはサポートおよびレジスタンスの役割を担います(Daily)。
チャートを分析する際に、これらのレベルで複数の価格が相互に作用し合っているのがご覧いただけます。
また、多くのトレーダーが同様のツールを使用すればするほど、価格がツールと相互に作用するため、ピボット指標の利点の一つとしてその人気度が挙げられます。
描画方法および公式
算出段階では、以前の高値(HIGH-H)、安値(LOW-L)および終値(CLOSE-C)のデータが使用され、通常、日、週、月、または時間ごととなります。
ピボットの算出には、値幅(RANGE-R)という概念も使用されます。値はH-Lという公式から決定されます。
PP – Pivot Points.ピボットポイント;
S1-S4 – サポートレベル;
R1-R4 – レジスタンスレベル.
外国為替市場と株式市場の違いも考慮する必要があります。
まず、ピボットレベルは前日の終値が非常に重要であり、翌日のトレーダーの行動に大きく影響を及ぼす株式市場で使用されます。対照的に、外国為替は四六時中絶えず機能しているため、取引日の終わりは次の取引日の始まりと一致します。
Classic (Floor)
最も一般的なピボットポイントの算出方法です。こちらの主要線(青色)が主なサポート/レジスタンスレベルの役割を担っています。
PP = (H + L + C) / 3
R1 = (2 * PP) – L
R2 = PP + RANGE
R3 = PP + RANGE * 2
R4 = PP + RANGE * 3
S1 = (2 * PP) – H
S2 = PP – RANGE
S3 = PP – RANGE * 2
S4 = PP – RANGE * 3
Camarilla
Camarillaレベルは現在の価格の付近に位置しており、そのため、それらとの相互作用がより頻繁に起こります。この手法は短期的なトレードを行なう方に最適です。
R1 = C + RANGE * 1.1 / 12
R2 = C + RANGE * 1.1 / 6
R3 = C + RANGE * 1.1 / 4
R4 = C + RANGE * 1.1 / 2
S1 = C – RANGE * 1.1 / 12
S2 = C – RANGE * 1.1 / 6
S3 = C – RANGE * 1.1 / 4
S4 = C – RANGE * 1.1 / 2
PP = (S1 + R1) / 2
上記のピボットポイント公式は一般的に知られているCamarilla手法とは幾分異なることにご注意ください。従来の手法を使用すると、他のサポート・レジスタンスレベルの理論と対応しないレベルを取得してしまうため、当社は変更点の加えられた計算結果をこちらで提供いたします。
Woodie
この手法はClassicalと同様のものですが、基本的なピボットポイントラインを算出する際に期間の終値により注意が払われます。
PP = (H + L + (C * 2)) / 4
R1 = (2 * PP) – L
R2 = PP + RANGE
R3 = R1 + RANGE)
R4 = R3 + RANGE
S1 = (2 * PP) – H
S2 = PP – RANGE
S3 = S1 – RANGE
S4 = S3 – RANGE
Fibonacci(フィボナッチ)
フィボナッチ数列の理論は外国為替市場でよく使用されます。ピボットポイント(Pivot Points)も例外ではありません。この方法では、レジスタンスおよびサポートレベルが値幅(R)とそれに対応するフィボナッチ数列に掛けられることで決定されます。
PP = (H + L + C) / 3
R1 = PP + (R x 0.382)
R2 = PP + (R x 0.618)
R3 = PP + (R x 1.000)
R4 = PP + (R x 1.618)
S1 = PP – (R x 0.382)
S2 = PP – (R x 0.618)
S3 = PP – (R x 1.000)
S4 = PP + (R x 1.618)
中央ピボット範囲 (CPR)
従来のピボットポイント算出手法の補訂版です。このインジケーターは通常のサポートライン、レジスタンスラインを持たないという点で他のインジケーターとは異なっています。代わりに、三種類のピボットライン: 中央、中央ピボット範囲からの上部、底部の境界が備わっています。
CPRの公式は次の通りです:
TC = (Pivot – BC) + Pivot
Pivot = (High + Low + Close)/3
BC = (High + Low)/2
各用語はこちらです:
TC – 上部セントラルピボット;
Pivot – 中央ピボット;
BC – 底部セントラルピボット.
CPRはトレーダーがピボットの高低、範囲の幅の大小を数日にわたり分析することで、将来の市場状況を予測するのに役立ちます。
例えば、数日間CPRの幅が狭い場合は、通常は近い将来における主要なブレイクアウト、ブレイクダウンを示しています。または、市場がその日のCPRを上回る価格で終了した場合は、翌日の上昇トレンドへのシグナルである可能性があります。
最適なピボットポイント算出方法は? 優れた方法も劣った方法もありません。実際、どの方法も効果的ですし、ご自身のトレードに応じて選ぶべきです。
指標設定
指標は「All In Oneオールインワン」形式で設計されています。こちらのMT4/MT5指標に人気の機能をすべて搭載したため、個人の好みに応じて自由にカスタマイズできます。
特別なご要望や改善点に関するご提案などございましたら、お問い合わせください。喜んで検討させていただきます。
Calculation Method.計算方法 – Classical, Camarilla, Woodie, Fibonacciからピボットポイントの計算方法をお選びください。各方法の公式は上記で解説されています。
Calculation Period.計算期間 – 高値、安値、終値が表示される期間を決定します(High, Low, Close)。
利用可能期間:
- Hourly.一時間ごと;
- Daily.一日ごと;
- Weekly.一週間ごと;
- Mothly.一か月ごと.
Number of Periods to show.表示させる期間 チャート上で以前の期間の数が表示されます。「Show only the current period(現在の期間のみを表示する)」オプションを有効した場合、このパラメータは考慮されません。
Show Only Recent Period.直近のみを表示させる 一つ以上の計算期間を表示させます。
Depth of Levels.レベルの深さ – チャート上のサポートおよびレジスタンスラインの表示数を制限します。
Right Shift.右シフト – チャート上でラインを右のインデントの最大の長さまで続行します。
Color Scheme.カラースキーム – 指標のカラースキームを自動で検出します。手動で背景色を変更することも可能です。
MT4/MT5にPivotPoints.All-In-One を追加する方法
下記の手順に従ってお使いのMT4/MT5ターミナルにインジケーターをインストールしてください:
- 当ページ上部のリックをクリックしてZIPアーカイブをPivotPoints.All-In-One インジケーターと共にダウンロードします ;
- お使いのターミナルのMQL4/5/インジケーター フォルダでファイルを展開します;
- MT4/5ターミナルを再起動します;
- MT4/5 ナビゲーターにてインジケーターの名称をダブルクリックしてインジケーターを実行します;
- 「Allow DLL imports(DLLインポートを許可する)」 ボックスにチェックを入れて「OK」をクリックします;
- インジケーターがチャート上に表示されます;
- 必要に応じてインジケーターの設定を調節します。CTRL+Iをクリックし、一覧からインジケーターを選び、「Inputs(インプット)」タブに切り替えます。
インジケーターのインストールに関してお困りでしたら、 詳細ガイドをご覧ください。