TRIX.Crossover
TRIX.Crossover スクリーンショット (8)
TRIX.Crossover - 概要
The TRIX.Crossover(TRIX.クロスオーバー)はおよそ古典的なテクニカル分析ツールTrixのMT4/MT5指標です。
Trix(triple exponential)は三重指数平滑化移動平均指標であり、TEMAとしても知られています。オシレータの形式で存在するため、通常のMAs(移動平均)とは異なります。言い換えれば、指標のラインがキャンドル足チャートではなく、別々のウィンドウで表示され、指標の変化率を表示しながら、繰り返し変動する形式をとります。
価格データのみがTrixの構築に使用されます。
指標は塗り替えられず、外国為替市場において日計りトレードおよびスカルピング に最適です。
トレードに最適なタイムフレームは: М1-М30です。
Trixのシグナル
三重平滑化の結果、価格チャートにおける負の変動は除外されます。したがって、一貫したトレンドが見られる場合にのみ、シグナルが形成されます。
移動平均期間が短ければ短いほど、Trixがより敏感となり、シグナルがより頻繁に形成されます。
Trix.クロスオーバー指標には短期(シグナル)と長期(メイン)という二本のTrixラインがあります。
三種類のシグナルが形成されます:
- 長期・短期Trixラインのクロスオーバー(反転シグナル)。
- Trixとゼロラインの交差(トレンドシグナル)。
- 両方のラインが同じ方向に移動する。
Trixはその性質上モメンタム指標ですが、反転シグナルに加えてトレンドシグナルを示します。
Trixとシグナルラインのクロスオーバー
Trixラインがゼロラインの上にある場合は、価格は買われ過ぎゾーンにあります。対照的に、Trixがゼロラインの下にある場合、価格は売られ過ぎゾーンにあります。
この場合、反転の正確な時間を決定するにはTrixとシグナルラインを使用する必要があります:
- シグナルラインがTrixの上で交差している場合は、買いのシグナルが形成されます。
- シグナルラインがTrixの下で交差している場合は、売りのシグナルが形成されます。
反対のシグナルが生じる前に取引を終了することが推奨されます。例えば、Trixラインがゼロラインと交差する場合、あらかじめ決められた金額のテイクプロフィットを設定するか、取引を終了することができます。
この場合、ゼロラインは反転のモメンタムが終了し、トレンド段階が引き続き表れることを示します。したがって、トレンドに確信が持てない場合、取引を終了させる方が良いでしょう。
Trixとゼロラインのクロスオーバー
このような種類のシグナルはトレンド取引により適しています。
シグナルは通常、価格が平行域(フラットゾーン)を離れ、新たなトレンドが始まる可能性のあるときに形成されます:
- Trixがゼロラインを上回る – 買い
- Trixがゼロラインを下回る – 売り
以前の事例のように、モメンタムが消滅し、逆のシグナルが生じる前に取引を終了する必要があります。
両方のラインが同じ方向に移動する
この場合は、長期・短期でトレンドの一致を追跡していきます。
その背景にある理論はシンプルで、頻繁に引用される「Elder's Triple Screen」戦略を根底とするものに類似しています:シグナルが異なる期間(タイムフレーム)で一致すると、トレンドはより継続する可能性が高いです。
シグナルはTrixとシグナルラインが同じ方向に動いた場合に形成されます
- 両方のラインが上昇傾向 – 買いシグナル
- 両方のラインが下降傾向 – 売りシグナル
与えられた手法は十分に出口点を認識します。上記の画像はどのように指標が価格が反転するのとほぼ同時に、「ちょうど」中立的なシグナルに変更したかを示しています。
したがって、ラインが同期せず、異なる方向に動き始めた場合は、取引を終了するべきです。
TRIX.クロスオーバー指標の特徴
他の同様な指標に対するこの指標の利点は以下の通りです:
- 各Trixライン(短期および長期ライン) にはそれぞれ期間があり、個別に算出されます。
- スリーインワン。指標はシグナル処理の三つの手法(戦略)に基づいています;
- 補助レベルおよびTrixヒストグラムは指標のダイナミクスにおいてより正確な変化記録を行なうために利用できます。
- 指標は平滑化移動平均のみに限定されるものではありません。他の種類の移動平均を使用することもできます。同様に、計算に使用する棒グラフ/キャンドル足のパラメータを変更できます。
次に、各指標の設定をより詳しく検討していきましょう。
指標設定
多くの方はすでにトレードに慣れ、指標の機能に関して独自のビジョンをお持ちでしょう。これを考慮して、指標およびTrixラインの標準設定のほとんどを変更することを可能にしています。
Trix Period.Trix期間 Trix指標(主要線)の計算に使用されるキャンドル足の数を決定します。
Signal period.シグナル期間 シグナルラインの計算に使用されるキャンドル足の数を決定します。
Trix MA type.Trix MAタイプ このパラメータにより移動平均の種類が決定されます。利用できるパラメータは次の通りです:単純、指数、平滑、線形加重。Trixラインとシグナルラインの両方に適用されます。
Price to calculate.計算する価格 計算に使用される必要のあるキャンドル足のパラメータ(OHLC)を決定します。
Signal Type.シグナルの種類:
- Trixおよびシグナルクロスオーバー – Trixとシグナルラインが重なり合う点。
- ゼロポイントに交わり合うTrix – ゼロラインに交わるTrix。
- 一方向に移動するTrixとシグナル – 両方のラインが同じ方向に移動。
Show histogram.ヒストグラムを表示する Trixとシグナルラインの間の差を表示するヒストグラム。
Show levels.レベルを表示する 水平レベルを表示させます。
Distance of levels from zero.ゼロからの距離レベル.補助レベルとゼロラインの間の距離。
Bars to count.カウントするグラフ。計算に使用するグラフまたはキャンドル足の数。
Alerts.アラート。サウンドシグナルまたはポップアップウィンドウをカスタマイズします。
MT4/MT5にTRIX.Crossover を追加する方法
下記の手順に従ってお使いのMT4/MT5ターミナルにインジケーターをインストールしてください:
- 当ページ上部のリックをクリックしてZIPアーカイブをTRIX.Crossover インジケーターと共にダウンロードします ;
- お使いのターミナルのMQL4/5/インジケーター フォルダでファイルを展開します;
- MT4/5ターミナルを再起動します;
- MT4/5 ナビゲーターにてインジケーターの名称をダブルクリックしてインジケーターを実行します;
- 「Allow DLL imports(DLLインポートを許可する)」 ボックスにチェックを入れて「OK」をクリックします;
- インジケーターがチャート上に表示されます;
- 必要に応じてインジケーターの設定を調節します。CTRL+Iをクリックし、一覧からインジケーターを選び、「Inputs(インプット)」タブに切り替えます。
インジケーターのインストールに関してお困りでしたら、 詳細ガイドをご覧ください。